本日より3回に分けて、令和2年（2020年）年末調整の変更ポイントをお伝えしてまいります。変更点が多くありますので、ひとつひとつ抑えてまいりましょう。
1. 基礎控除の引上げと上限設定
基礎控除額を10万円引き上げて48万円（改正前38万円）へ増額されました。
ただし、合計所得金額が一定金額以上の人については、以下の表に基づき、基礎控除額が適用されることになります。
年末調整対象者は、給与収入2,000万円以下の人が対象のため、年末調整対象者は原則、48万円控除となります。
※あくまで、合計所得金額で判断することになるため、給与所得以外の所得がある人については合計所得見積額を申告してもらい、確認する必要があります。
2. 給与所得控除の引下げ
給与所得控除額を一律10万円引き下げて55万円（改正前65万円）と減額され、上限額についても引き下げて195万円（改正前220万円）へ減額されました。
ただし、給与所得控除額は、給与等の収入金額に応じ以下の表に基づき、適用されることなります。
3. 勤労学生の合計所得金額要件の引上げ
勤労学生の合計所得金額要件を75万円以下（改正前65万円以下）に引き上げられました。
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