いよいよ定額減税の対応が始まります。
マネーフォワード給与では、登録内容をもとに月次減税額が自動で計算されるようになっています。(手動入力も可能です)
情報を正しく確認していれば、もちろん扶養家族分の税額も自動計算されます。
今回、自分の業務の中でマネーフォワード給与の定額減税対応の準備をしましたので、そちらをまとめてみました。
手順1⃣ 従業員情報を確認する
下記の内容について、マネーフォワード給与の画面で確認をします。
- ● 在籍情報
- ● 税額表区分
- ● 居住者区分
- ● 扶養情報(家族ごとの扶養区分)
基本的には昨年の年末調整の情報と、これまでの扶養異動情報がリアルタイムに反映されていれば問題ないかと思いますが、念の為確認していきましょう。
従業員数が多い場合は、CSVでダウンロードしたデータを確認することもできます。
<従業員情報>タブを押下しますと、従業員情報の画面に遷移します。
その後、画面右側の[従業員の追加/更新 ▽]というボタンから[CSVで従業員情報を追加・更新/ダウンロード]というメニューが選択できます。
更新項目を選択してダウンロードし、内容を確認しましょう。
年収2,000万円以上の方についても、6月給与での月次減税は必要となります。
また、ご本人の合計所得金額が1,000万円より多い場合は、配偶者の所得額にかかわらず、2023年の年末調整で配偶者(特別)控除が受けられていないかと思います。
この場合、ご本人から配偶者の情報を提供していただけていないこともあるかと思いますので、定額減税の申告書の提出を依頼しましょう。
健保の扶養には入っているが、税扶養には入れられなかった…という方は特に確認が必要です。
手順2⃣ 控除対象者の抽出と定額減税額の算出
<ホーム>タブを押下し、1. 令和6年分 定額減税(所得税) 月次減税事務の準備 をはじめる というリンクから、下記の画面を呼び出します。
下記の画面で在籍情報・税額表区分・居住者区分・扶養親族の数を確認し、問題がなければ、[保存して給与・賞与計算に反映]ボタンを押下してください。
(既に1⃣で扶養情報の確認はしていますが、自分は念の為数字がおかしくないかを確認しました。)
手順3⃣ 6月の給与計算を行う
5月の勤怠が締まりましたら、6月の給与計算で月次減税額を反映します。
上記のマスタの内容を元に、給与計算画面で定額減税が反映されますので、内容を確認して確定します。
給与計算の画面上では特に行う処理はありませんが、想定している金額が反映されているかを確認していきましょう。
※次月以降も、[定額減税(所得税)]を見て金額が反映されているかを確認します。
今年だけの対応ですので、あまり労力をかけず、サクッと進めていきたいところですね。
【参考URL】
マネーフォワード給与|定額減税の対応に伴う提供予定の機能と対応のお願いについて
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